銀行に行けない人に便利なインターネット返済
銀行が開いている平日の昼間は仕事で忙しく、なかなか返済ができない方もいるでしょう。
ほかにも小さな子どもがいて銀行へ返済に行けない方や、親の介護をしていてなかなか外出できない方もいると思います。

そのような方がお金を借りて返済する際に、インターネット返済を活用してみましょう。
お金を借りて返済する方法といえば、銀行のカードローン、消費者金融のカードローンなどが挙げられます。
今はネットバンキングを1人1口座持っていてもおかしくない時代ですから、「当然各金融機関の返済はインターネット返済に対応している」と思い込んでいるのではないでしょうか?
実は金融機関によっては対応していないところもあるため注意が必要なのです。
インターネット返済が利用できる金融機関
インターネット返済に対応している金融機関を、銀行のカードローンと消費者金融の2種類で解説していきます。
それぞれどこがインターネット返済に対応しているか、確認してみましょう。
銀行のカードローン
たとえば楽天銀行のカードローンは、インターネット返済に対応しています。
楽天銀行の口座をすでにお持ちの方は、インターネット返済可能な金融機関として登録しておくと、返済に活用することができるのが魅力です。
登録口座は楽天銀行でなくても構いませんが、同じ楽天グループの商品を紐づけしておくと使いやすいでしょう。インターネット返済にかかる手数料は無料です。
ほかにも三菱UFJ銀行のカードローンでも、インターネット返済に対応しています。
返済は三菱UFJダイレクトのネットバンクを使って返済手続きをしてください。三菱UFJダイレクトなら手数料が無料となるため、三菱UFJ銀行のネットバング口座を持っている方におすすめです。
他銀行からの返済だと手数料がかかります。
消費者金融のカードローン
たとえばアコムはインターネット返済に対応しています。
Pay-easy(ペイジー)というシステムを利用した返済となるため、返済手続きをしたいネットバンクがPay-easyに対応していなければなりません。Pay-easyに対応している大手銀行は、三井住友銀行、りそな銀行、楽天銀行などです。
これらのネットバンク口座を開設しているなら、アコムの返済として活用できるでしょう。アコムはインターネット返済の手数料が無料です。
消費者金融のカードローンは、プロミスもインターネット返済に対応しています。
対応銀行は三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ジャパンネット銀行、みずほ銀行、楽天銀行です。どの銀行からの返済でも手数料が無料となります。インターネット返済はプロミスの会員サービスにログインし、「インターネット返済」を選んでから希望の金融機関で返済の手続きをしてください。
インターネット返済を利用する際の注意事項
銀行のカードローンや消費者金融のカードローンで、インターネット返済を利用する際には注意したいことがあります。
それは「ネット返済は臨時の返済なのか?」ということです。
カードローンの返済には毎月一定の日に返済をする「約定返済」と、お金があるときに臨時で返済を追加する「任意返済」の2種類があります。
インターネット返済が任意返済のみの返済だと、「ちゃんと返済したのにまた引き落とされている」ということになりかねません。
約定返済と任意返済どちらも対応
2つの支払い方法にインターネット返済が対応していれば、毎月の支払いもネットで手続きができて、臨時で支払いたいときもネットで手続きができます。
三菱UFJ銀行は毎月口座から引き落としする方法、ATMによる返済、インターネット返済の3種類です。ただしインターネット返済は毎月の返済額以上のお振り込みが必要となります。
ほかにも三井住友銀行のカードローンも、約定返済と任意返済両方にインターネット返済が対応する金融機関です。
消費者金融ではアコムやプロミスで、約定返済や任意返済にインターネット返済が活用できます。アコムは店舗窓口、ATM、提携ATM、インターネット返済、口座振替に対応するのが特徴です。
プロミスはインターネット返済、店舗、ATM、口座振替、提携ATMの5種類で対応できます。もちろん毎月の返済はネット返済でもOKです。
インターネット返済は任意返済のみ
楽天銀行のカードローンは毎月の返済は登録の銀行口座からの引き落としで、任意返済としてインターネット返済が利用できるタイプです。つまり楽天銀行のカードローンは、毎月の支払としてインターネット返済のメリットが少なくおすすめできません。
返済したいネットバンクによって使い分ける
インターネット返済は普段使っているネットバンクの口座にログインして手続きする方法です。そのためすでにネットバンクの口座を持っているか、カードローン申し込み時に口座開設しておく必要があります。
普段使っているネットバンクがあるなら、相性の良いカードローンを選んでみましょう。
三菱UFJ銀行のカードローン
三菱UFJダイレクトをすでに持っている人におすすめのカードローンです。
三井住友銀行のカードローン
SMBCダイレクトをすでに持っている方におすすめのカードローンです。振込手数料がかかるため注意してください。
アコムのカードローン
Pay-easyに対応する三井住友銀行、りそな銀行、楽天銀行、他地方銀行のネットバンクをお持ちの方におすすめです。
プロミスのカードローン
三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ジャパンネット銀行、みずほ銀行、楽天銀行のネットバング口座を持っている方におすすめです。
インターネット返済は振込対応を確認しよう
インターネット返済が活用できるカードローンは、忙しい方に便利な返済方法です。しかし、毎月決められた口座から引き落としされる方法と違い、自分で返済金額や返済口座番号の確認しをしなければなりません。
うっかり間違った情報で手続きしてしまう可能性があります。口座番号が間違っていれば振り込み処理はされないため心配はいりませんが、金額の間違いはそのまま処理されてしまうでしょう。「1万円返済するはずが一桁間違って10万円になってしまった」ということだけは注意してください。

もうひとつ確認しておきたいのが、インターネット返済はリアルタイムで振り込まれないということです。多くの銀行は営業時間内に振り込み処理をしているため、延滞にならないよう注意しましょう。「25日までが返済日」だったのにも関わらず、「25日深夜にインターネット返済手続き」をしても相手方に振り込まれるのは26日ということなのです。
この2点を注意しておけば、インターネット返済は便利な返し方であることは間違いありません。普段ネットバングでの操作に慣れていなければ、心配する必要はないでしょう。